競走馬総合研究所の常磐支所で、2014年の「プール調教」が始まる
【2014年5月25日】
「競走馬総合研究所」の常磐支所(福島県いわき市)で、競走馬のプール調教が5月21日より始まった[1][2]。
プール調教は、けがにより療養中の競走馬に対するリハビリの手段として採り入れられている[1][2]。競走馬のプール調教に関しては、1950年代にアメリカのカリフォルニア州やフロリダ州で試みられてきた[3]。日本へ競走馬のプール調教が伝播したのは、常磐支所へプールが設置された1975年のことである[3]。その後、1988年になり栗東トレーニングセンターへプールが設置され、競走馬へのプール調教が採り入れられていった[3]。
プール調教の開始に際して、常磐支所では2週間前から準備を行ってきた[4]。プールの水抜きに3日間を掛け、プール壁面や床面の清掃を行い、ペンキ塗装を行ったうえでプールへ水を満たし「プール開き」に臨んだ[4]。プールはドーナツ型の形状で構成されており[2]、1周が約40メートルの構造となっている[1][2]。プール調教の見学に関して、日曜日と祝日以外の13時30分から14時頃まで一般公開がなされており[2]、受付を済ませれば無料の見学が可能である[1]。プール調教は例年、気温が上がりだす現在の時期から始められ[1]、10月上旬まで連日行われるという[2]。
情報源
編集外部リンク
編集- 『競走馬総合研究所 - 常磐支所』 — 日本中央競馬会,