福岡県で少女虐待事件、母親逮捕

【2005年12月7日】 12月6日のRKB毎日放送の報道によると、福岡市で18歳の少女が母親(40歳)に外出や学校への通学を許されず、自宅で軟禁状態にされていたことがわかった。福岡県警察本部は、母親を少女に対する傷害の容疑で逮捕し、少女を保護した。

RKB毎日放送によると、少女は11月1日、福岡市内のコンビニにいたのを、店員からの通報を受けて警察に保護された。少女は「母親に殴られた」と話したため、その夜少女の母親を傷害の容疑で逮捕した。この保護の4日前に当たる10月28日に、自宅で母親に殴られ、その後家を出て公園で水を飲みながら生活を続けていたという。保護当時は裸足だった。

母親は「発育に遅れがあって外に出すのが恥ずかしかった。学校や病院にちゃんと行かせておくべきだった」と話している。また母親は少女に1日2回の食事を与えた他、漢字や計算を教えていた。警察は養育放棄をしていたわけではなく、児童虐待には当たらないとした。毎日新聞によると母親は11月22日、殴ったことについて傷害罪で罰金10万円の略式命令を福岡簡易裁判所から受けた。

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