硫黄島、1ヶ月で12.5cm隆起を観測

【2006年12月12日】

硫黄島(摺鉢山)(資料)

日本経済新聞、朝日新聞によると、国土地理院は11日、硫黄島の南東部で急速な隆起が観測されたと発表した。

国土地理院によると、硫黄島の南東部で、先月10日から今月10日までの1ヶ月間に、約12.5cmの隆起を、全地球測位システム (GPS) が観測した。また、3ヶ月では20cm程度隆起している。

今回の隆起は8月ごろから始まったが、その前は、2003年10月頃から沈降していた。前回の噴火の時には、直前に沈降後の急速な隆起が観測された。気象庁は「火山性地震は比較的少ないので、噴火につながるかどうかわからない」としている。

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