石川・輪島で震度5弱 気象庁、緊急地震速報発表せず
【2008年2月4日】
26日午前4時43分頃の地震 (16日午前4時33分=気象庁地震火山部による) | |
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地域 | 石川での地震 |
震源 | 能登半島 - 北緯37度19.1分 - 東経136度46.4分 |
地震の規模 | マグニチュード4.8 |
震源の深さ | 11km |
最大震度 | 震度5弱 - 石川県: 輪島市門前町走出 |
津波情報 | なし |
読売新聞と気象庁によると1月26日午前4時33分ごろ、石川県能登地方を震源とする地震があり、輪島市門前町走出で震度5弱を観測した。また中部地方の広い範囲で震度4から1を観測した。気象庁は同日「この地震は昨年3月に起きた能登半島地震の余震だと予測される。1日ほどは体に感じる余震はあるが、大きな余震はないとされる。」と地震後に発表した。
気象庁によると震度3以上の地域は次の通りである。
北日本新聞によるとこの地震による人的被害や家屋の損壊は今のところ確認されていないという。また、北陸電力の発表によるとこの地震による停電はなかったという。交通機関はJR七尾線の始発列車が安全確認のため15分遅れで発車した以外の列車は平常どおりに運行されている。能登空港を発着する航空便も平常どおりに運行されている。昨年3月の本震で大きな被害を受けた能登有料道路も道路の異状がなかったため規制などはない。
北国新聞によると震度5弱を観測した輪島市では地震直後、職員が自主的に市役所に集合して情報収集に取りかかった。そして被害がなかったことを梶文秋市長に報告した。
読売新聞や北日本新聞によるとこの地震の最大震度は5弱だったため、気象庁は一般向け緊急地震速報を発表しなければならなかったが、気象庁のコンピューターが最大震度を4と予測したため発表しなかった。
出典
編集- 『石川・輪島で震度5弱、能登半島地震の余震か』 — 読売新聞, 2008年1月26日
- 『未明の激震、ひやり 輪島市「震災の教訓生きた」5分後に職員続々』 — 北国新聞, 2008年1月26日
- 『輪島市で震度5弱 氷見市や富山市でも震度3、人的被害なし』 — 北日本新聞, 2008年1月26日
- 『「2008年1月26日04時33分ころの石川県能登地方の地震について」(報道発表資料)』 — 気象庁, 2008年1月26日6時30分
- 『停電状況および設備被害状況について(1月26日6時00分現在) - 北陸電力 プレスリリース』 — 北陸電力, 2008年1月26日6時10分
- 『停電状況および設備被害状況について(1月26日12時00分現在) - 北陸電力 プレスリリース』 — 北陸電力, 2008年1月26日12時10分
- 『平成20年1月26日発生の地震について』 — 能登空港, 2008年1月26日9時55分