登呂遺跡の竪穴式住居の屋根壊した中学生3人を書類送検、「チャンバラするため」
【2010年5月17日】
産経新聞・読売新聞によると、国の特別史跡・登呂遺跡(静岡市駿河区)で2010年1月(UTC+9)に、復元住居の屋根が壊される事件があり、静岡県警静岡南署は5月17日に、同市内在住の14歳の男子中学生3人を静岡地検に書類送検すると共に、当時13歳の男子中学生1人を補導し、児童相談所に通告した。
産経新聞によると、同署の調べとして、これらの男子生徒らは、同年1月7日午後11時半頃に、登呂遺跡で復元された弥生時代の竪穴式住居のうち2棟の茅葺屋根に上り、茅材約500本を引き抜いたり、屋根を支える木材約35本を折るなどして壊した疑いが持たれている。同市は損壊部分を補修している。
読売新聞によると、4人は、「チャンバラをするために引き抜いた。大事なものを壊してすみません」と話している模様である。
産経新聞によると、同市文化財課は、「職人による手作業のため、修復に時間が掛かる。真似しないでほしい」とコメントしている。
情報源
編集- MSN産経ニュース 『登呂遺跡でチャンバラ! 復元住居破壊容疑の男子中学生4人を送検・補導 静岡県警』 — 産経新聞社, 2010年5月17日
- YOMIURI ONLINE 『登呂遺跡「チャンバラやるため」中学生4人壊す』 — 読売新聞社, 2010年5月17日