【2009年10月2日】

産経新聞大阪本社(GFDL)

産経新聞が、九州地方沖縄県除く)と山口県に向けた「九州・山口特別版」という新聞を10月1日(UTC+9 以下同)から発行することになり、9月30日に九州・山口版の印刷を委託される毎日新聞鳥栖工場で最初の新聞が印刷された。

毎日新聞鳥栖工場には産経、毎日の両関係者らが集まり、最初の新聞のデータが産経新聞側から送られてくると、毎日新聞鳥栖工場の職員らが輪転機を動かし、出来上がった新聞に目を通す光景が見られた。

産経新聞は2008年12月11日に毎日新聞と業務提携を結んで、毎日の西部本社の工場(鳥栖と北九州市にある。提携を結んだ当時は未定だったが、結局前述のとおり鳥栖工場になった)に委託し、九州(沖縄県除く)と山口県に発行・配達範囲を広げることになった。これまで九州版は大阪本社の工場から空輸して販売してきたが、今回の九州現地印刷の開始でより配達可能地域拡大だけでなく、新鮮なニュース紙面の提供も期待されている。

また産経と毎日は岡山県にある工場(産経・岡山市、毎日・倉敷市)で災害時や大規模なシステム障害が発生しどちらかが発行できない状態になったときでも相互に紙面製作や輸送できる体裁を整える提携を結んでいる。

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