生徒の顔写真に○・×の印、高校の進路指導教諭が書き込み

【2009年3月14日】

産経新聞読売新聞によると、北海道立旭川工業高校で、進路指導担当の56歳の男性教諭が、同校の電気科3年生の男子生徒39人の顔写真を職員室に張り出した上、進学や就職などの進路決定状況に応じて、「○」・「×」の印を顔写真上に記入していたことが、3月13日UTC+9)、判明した。

産経新聞によると、この教諭は2008年4月(UTC+9)頃より、、職員室内の自分のロッカーに、B4用紙に生徒の顔写真・名前を一体化した書類を掲示。○・×の記号のほか、生徒が何らかの資格を取得した場合はその旨の記号も表示し、また、大手企業に就職が決まった生徒については、「王冠」の印も記載していた。

読売新聞によると、最終的に、全生徒が進路が決定したため、×印が付いていた生徒の写真にも、○印が追加で記載されていた。

同新聞によると、北海道教育委員会へ匿名の連絡が寄せられ、3月10日(UTC+9)に同教委は同校へ連絡、同校側が事実確認を行ったところ、教諭は事実を認めたという。

産経新聞によれば、この教諭は、「進路指導の確認のためだった」と説明。また、読売新聞によれば、当該の教諭は、「生徒達への励みになればとの思いがあったが、今思えば、プライバシーの問題もあり、不適切だった」と陳謝したという。

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