琉球朝日放送、離島の宮古・八重山地方で放送開始

【2009年10月10日】

琉球放送・琉球朝日放送本社(資料。QABはRBCと資本関係あり)

八重山毎日新聞によると、沖縄県の民間放送・琉球朝日放送(QAB)は、琉球放送(RBC)沖縄テレビ放送(OTV)とともに、10月21日(UTC+9 以下同)から宮古八重山地域にて地上デジタルテレビの中継局による放送を開始することを9月25日発表した。

対象世帯は宮古・八重山合わせて7つの中継局で4万2960世帯。

八重山毎日の別の記事によると、QABは1995年に開局していたが、これまで先島諸島など一部の離島では沖縄本島から宮古島に引かれている海底ケーブルの空きがなかったために放送されていなかった。しかし、地上デジタル放送の普及に伴い海底ケーブルを増設することになり、ようやく中継局開設にこぎつけた。

QABの仲村一夫社長は10月2日に石垣市で開催された「中継局開局レセプション」の席上で「沖縄県の民放3社の(先島諸島での)デジタル放送が21日から正式に始まるが、QABは八重山で開局となる。テレビ朝日系列27局のネットワークで八重山を含め沖縄から情報発信したい」と挨拶した。また広瀬道貞日本民間放送連盟会長も「QABも宮古・八重山で開局できるようになりようやく1人前の放送局になった。14年間情報格差で迷惑をかけたが、これからはいろんな情報を全国に発信できる」と祝辞を述べた。

なお、宮古テレビケーブルテレビ局)によると、これに先立って10月1日からこれまで配信されていなかったQABの番組を地上デジタル放送の電波をアナログ信号に変換することによって視聴できるようにした。宮古テレビのアナログ放送視聴者はアナログチューナー6chでQABを視聴できるようになる。これに伴い、お天気チャンネルは6chから10ch、GAORAは10chから26chにそれぞれチャンネル変更が行われる。

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  • 「QABはデジタル5ch!」(琉球朝日放送の地デジ放送に関する紹介ページ。トップページに「宮古・八重山中継開始について」の紹介が書かれている)