現代自動車の鄭夢九会長、横領・背任の容疑で逮捕

【2006年4月29日】 大韓民国検察は28日(現地時間、UTC+9)、現代自動車グループ会長の鄭夢九(チョン・モング)容疑者を横領と背任の容疑で逮捕した。同グループは韓国最大の自動車シェアを持っており、同国経済への影響が懸念されている。

朝日新聞や読売新聞によると、鄭容疑者は同グループの企業間の増資などで3,000億ウォンあまりの損害を与えたほか、約1,200億ウォンを不正資金として横領したという。また、容疑となった一連の行為が長男の鄭義宣氏への経営権委譲に密接に関わっているとされている。不正資金が政治資金として使用された疑いも出てきている。

日本経済新聞や朝鮮日報によると、今回の事件による同グループの経営難や信用の損失、買収の対象とされる可能性などが懸念されている。

弁護団が逮捕状の棄却の申請を行ったが、申請は却下され逮捕に至った。

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