「中国の期限切れ肉事件 ずさんな管理体制が明るみに」の版間の差分

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[[w:アメリカ合衆国|アメリカ]]の食品卸売り会社「[[w:en:OSI Group|OSIグループ]]」の傘下にある[[w:中華人民共和国|中国]]の現地法人・「[[w:zh:福喜集团|上海福喜食品]]」が使用期限が切れた肉類を加工して供給していたとする問題で、[[w:上海市|上海市]]のテレビ局は、当初指摘されてきた[[w:チキン・ナゲット|チキンナゲット]]などの鶏肉の期限切れだけでなく、[[w:牛肉|牛肉]]についても管理がずさんな体制であるとの実態を報じており、今回の問題の対象が鶏肉以外に広がる恐れがある。<ref name="tokyo">{{情報源・ウェブ|url=http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014072302000256.html|タイトル=期限切れ肉 鶏以外もずさん管理 上海の会社責任者聴取 組織的に不正か|著者=上海=加藤直人|発行者=東京新聞|表示名=東京新聞(TOKYO web)|日付=2014年7月23日}}</ref>
 
今回の問題は上海市のテレビ局が約2か月に及ぶ取材を経て現地7月20日に報道したことがきっかけで発覚したものである。テレビ局の取材では、白衣にマスクや手袋を着用した同社の作業員らが、18t(トン)の鶏肉を運んで加熱・加工し、商品としていたが、記者がその肉の入った袋を触り、表示を見ると、品質保持期限が半月近く過ぎていた商品が多かったという。<ref name="yomiuri">{{情報源・ウェブ|url=http://www.yomiuri.co.jp/world/20140723-OYT1T50091.html|タイトル=作業員「死にはしない」…中国の古い肉期限偽装|著者=北京=牧野田亨|発行者=読売新聞|表示名=読売新聞(YOMIURI ONLINE)|日付=2014年7月23日}}</ref>更には別のレストランチェーンに納品しようとした加工品に、消費期限を7か月も過ぎ、[[w:黴|カビ]]で青く変色していた肉を使っていた。<ref name="nikkan">{{情報源・ウェブ|url=http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp1-20140724-1339711.html|タイトル=期限切れどころか…ひど過ぎる中国の食装|著者=|発行者=日刊スポーツ|表示名=日刊スポーツ(nikkansports.com)|日付=2014年7月24日}}</ref>
 
しかし作業員は「関係ない。運べ」と指示を出したとしている。ある作業員はテレビ局のインタビューで「期限切れで食べても、死にはしない」と答えている。更に別の作業員は古い商品を混ぜて新商品として作る作業については「混ぜる割合がある。多すぎると食感が変わる。普通は(割合は)5%だ」と述べている。更に2013年5月生産の冷凍の小型ステーキについても、通常半年間とされる品質保持期間を2014年6月と書き換えたり、作業員が「(古くて)臭いがする」牛肉までも加工に使っていたとされており<ref name="yomiuri"/>、別のレストランチェーンに納品しようとした加工品に、消費期限を7か月も過ぎ、[[w:カビ|カビ]]で青く変色していた肉を使っていた。<ref name="yomiurinikkan">{{情報源・ウェブ|url=http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp1-20140724-1339711.html|タイトル=期限切れどころか…ひど過ぎる中国の食装|著者=|発行者=日刊スポーツ|表示名=日刊スポーツ(nikkansports.com)|日付=2014年7月24日}}</ref>
 
また、機械から工場の床に落ちた原材料の肉を従業員が拾い、それを生産ラインに戻す作業も映像に収録されたうえでテレビに放映され、上海福喜食品の衛生管理のずさんさの実態も明らかになっている。<ref name="tokyo"/>