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{{日付|2021年11月2日}}
[[File:Japanese General election, 2021 ja.svg|thumb|選挙後の議席内訳]]
10月31日、[[w:第49回衆議院議員総選挙|第49回衆議院議員総選挙]]が行われ、
この選挙は、衆議院議員の任期満了(10月21日)<ref name="Nikkei20211014"/>後に投開票が行われ、これは現行憲法下で初めてのこととなった<ref name="Nikkei20211014"/>。また、解散(10月14日)から投開票までは17日となり、戦後最短となった<ref name="Nikkei20211014"/>。
投票率は55.93%となり、前回よりは高いものの、戦後3番目に低くなった<ref name="NHK20211101-1"/>。
===選挙結果の概要===
{| class="wikitable"
|+ 第49回衆議院議員総選挙での政党別当選者数<ref name="NHK20211101-2"/>
! rowspan="2" | 政党名 !! rowspan="2" | 解散時 !! rowspan="2" | 立候補者数
!! colspan="3" | 当選者数 !! rowspan="2" | 増減 !! rowspan="2" | 比率
|-
! 合計 !! 小選挙区 !! 比例
|-
! [[w:自由民主党|自由民主党]]
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| colspan="8" | 備考:百分率は小数第3位を四捨五入
|}
===与党===▼
:自民党は公示前より議席数を減らしたものの、単独で絶対安定多数<ref group="注">絶対安定多数とは、[[w:常任委員会|常任委員会]]の委員長ポストをすべて与党議員で埋め(衆議院では17)ても、委員会で過半数の委員を与党が占めることができる状態のこと。[https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA282X90Y1A021C2000000/ 絶対安定多数とは, 日本経済新聞]</ref>を維持<ref name="Tokyo20211031"/>。しかし、[[w:甘利明|甘利明]]幹事長が小選挙区で落選し(比例代表で復活)、辞意を表明した<ref name="Nikkei20211101-1"/>。▼
:公明党は、議席を増やした<ref name="NHK20211101-2"/>。また、2016年参院選ぶりに比例票が700万票を超えた<ref name="Jiji20211101-2"/>。この結果について、山口那津男代表は、SNSの活用が功を奏したと分析した<ref name="Jiji20211101-2"/>。▼
===野党共闘===▼
;立憲民主党▼
:立憲民主党は共産党・国民民主党・れいわ新選組・社民党と野党共闘を組み、217(メディアによって選挙区数が異なる)の選挙区で候補者を一本化していた<ref name="Asahi20211101-1"/><ref name="Jiji20211101-1"/>が、単独では議席を減らす結果となった<ref name="NHK20211101-2"/>。これにより、[[w:枝野幸男|枝野幸男]]代表は辞意を表明した<ref name="Jiji20211101-1"/>。また、[[w:小沢一郎|小沢一郎]]氏が小選挙区で落選<ref name="Asahi20211103"/>、党副代表の[[w:辻元清美|辻元清美]]氏が比例代表でも復活できず落選した<ref name="Sankei20211101"/>。▼
:共産党は、議席を減らした<ref name="NHK20211101-2"/>。野党共闘については、続ける考えを示した<ref name="Nikkei20211101-3"/>。[[w:志位和夫|志位和夫]]委員長も留任する考えを示した<ref name="Mainichi20211102-2" />。▼
;社民党▼
:社民党は、小選挙区での1議席を守る結果となった<ref name="NHK20211101-2"/>。▼
;れいわ新選組▼
:れいわ新選組は、議席を増やした<ref name="NHK20211101-2"/>。[[w:山本太郎|山本太郎]]代表は2年ぶりの国会復帰となった<ref name="Houchi20211102" />。▼
;国民民主党▼
:国民民主党は、議席を増やした<ref name="NHK20211101-2"/>。前職議員が出馬した6小選挙区では全員が当選した<ref name="Jiji20211101-3"/>。▼
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;日本維新の会▼
:日本維新の会は、議席数を4倍近く増やした<ref name="NHK20211101-2"/>。特に、大阪府の小選挙区では立候補した15人が全員当選し<ref name="Asahi20211101-2"/>、府外からも小選挙区当選者を出した<ref name="NHK20211101-3"/>。前述の野党共闘からは距離を置いていた<ref name="Mainichi20211102-1"/>。▼
(※)絶対安定多数とは、[[w:常任委員会|常任委員会]]の委員長ポストをすべて与党議員で埋め(衆議院では17)ても、委員会で過半数の委員を与党が占めることができる状態のこと<ref name="Nikkei20211101-2"/>。
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=== 情報源 ===▼
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<references>
<ref name="Tokyo20211031">{{情報源・ウェブ |著者= |タイトル= 【衆院選詳報】自民は261議席、甘利幹事長は辞意 立民は96議席、維新は躍進の41議席|url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/139922|発行者=東京新聞 |日付=2021年
<ref name="Nikkei20211014">{{情報源・ウェブ |著者= |タイトル= 衆議院が解散 総選挙は19日公示―31日投開票|url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA1328X0T11C21A0000000/ |発行者=日本経済新聞|日付=2021年10月14日}}</ref>
<ref name="NHK20211101-1">{{情報源・ウェブ |著者= |タイトル= 衆院選 最終投票率は戦後3番目に低い55.93％|url= https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211101/k10013330811000.html|発行者=日本放送協会|日付=2021年11月1日}}</ref>
<ref name="NHK20211101-2">{{情報源・ウェブ |著者= |タイトル=衆議院選挙2021特設サイト |url=https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2021/ |発行者=日本放送協会|日付=2021年11月1日}}</ref>
<ref name="Nikkei20211101-1">{{情報源・ウェブ |著者= |タイトル=甘利幹事長、首相に辞意伝達 小選挙区敗北受け |url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA014EP0R01C21A1000000/ |発行者=日本経済新聞|日付=2021年11月1日}}</ref>
<ref name="Asahi20211101-1">{{情報源・ウェブ |著者= |タイトル= 不振の野党共闘を数字で見る 対決型・三つどもえ型・混戦型の結果は |url=https://www.asahi.com/articles/ASPC13HCXPB0ULEI00G.html |発行者=朝日新聞|日付=2021年11月1日}}</ref>
<ref name="Jiji20211101-1">{{情報源・ウェブ |著者= |タイトル=共闘不発、立民困惑 路線継続も執行部に不満【２１衆院選】 |url=https://www.jiji.com/jc/article?k=2021103100833&g=elc|発行者=時事通信社|日付=2021年11月1日}}</ref>
<ref name="Nikkei20211101-2">{{情報源・ウェブ |著者= |タイトル=絶対安定多数とは 261議席、全委員会を主導 |url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA282X90Y1A021C2000000/ |発行者=日本経済新聞|日付=2021年11月1日}}</ref>
<ref name="Mainichi20211102-1">{{情報源・ウェブ |著者= |タイトル= 維新・松井氏「野党共闘、くみしなくてよかった」 枝野氏辞意に|url=https://mainichi.jp/articles/20211102/k00/00m/010/236000c |発行者=毎日新聞|日付=2021年11月2日}}</ref>
<ref name="Mainichi20211102-2">{{情報源・ウェブ |著者= |タイトル= 議席・得票数減 「責任はない」 共産・志位氏 |url=https://mainichi.jp/articles/20211102/ddm/005/010/100000c |発行者=毎日新聞|日付=2021年11月2日}}</ref>
<ref name="Asahi20211101-2">{{情報源・ウェブ |著者= |タイトル= 大阪の小選挙区、維新が全員当選 自民は全員敗れ、立憲も議席失う |url=https://www.asahi.com/articles/ASPC11J8HPBYPTIL03C.html |発行者=朝日新聞|日付=2021年11月1日}}</ref>
<ref name="Sankei20211101">{{情報源・ウェブ |著者= |タイトル= 「維新の大きな風感じた」 落選の立民副代表・辻元氏 |url=https://www.sankei.com/article/20211101-GJTP5M2ZAJO67LDVGDWVRVALRM/ |発行者=産経新聞|日付=2021年11月1日}}</ref>
<ref name="Asahi20211103">{{情報源・ウェブ |著者= |タイトル=選挙区落選の小沢一郎氏 陰った「神通力」、対立候補が採った小沢流 |url=https://www.asahi.com/articles/ASPC26W4LPC2ULUC003.html |発行者=朝日新聞|日付=2021年11月3日}}</ref>
<ref name="NHK20211101-3">{{情報源・ウェブ |著者= |タイトル=日本維新の会 大阪以外の小選挙区で初めて議席獲得 |url=https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20211101/2020015846.html |発行者=日本放送協会|日付=2021年11月1日}}</ref>
<ref name="Jiji20211101-2">{{情報源・ウェブ |著者= |タイトル=公明代表「リベンジできた」 衆院選比例７００万票に手応え【２１衆院選】 |url=https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110101276&g=pol|発行者=時事通信社|日付=2021年11月1日}}</ref>
<ref name="Jiji20211101-3">{{情報源・ウェブ |著者= |タイトル=「改革中道」に手応え 国民民主【２１衆院選】 |url=https://www.jiji.com/jc/article?k=2021103100880&g=pol|発行者=時事通信社|日付=2021年11月1日}}</ref>
<ref name="Nikkei20211101-3">{{情報源・ウェブ |著者= |タイトル=共産と社民、唯一の小選挙区の議席守る |url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA312S60R31C21A0000000/ |発行者=日本経済新聞|日付=2021年11月1日}}</ref>
<ref name="Houchi20211102">{{情報源・ウェブ |著者= |タイトル=山本太郎代表、れいわ新選組３議席も「やっとスタートライン、おめでたくとも何ともございません」 |url=https://hochi.news/articles/20211101-OHT1T51236.html |発行者=スポーツ報知|日付=2021年11月2日}}</ref>
</references
==関連ニュース==
{{Wikipediapar|第49回衆議院議員総選挙}}
* [[自民党甘利幹事長の後任に茂木外相]]
* [[平成生まれの国会議員が誕生]]
* [[立憲民主党の枝野代表が辞任の意向を表明]]
*[[国民民主党が野党4党間枠組みを離脱し、維新と協力へ]]
[[Category:日本]]
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[[Category:各国の政治]]
[[Category:選挙]]
[[Category:2021年衆議院解散・総選挙
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