海上を飛行していた青森朝日放送の取材ヘリが連絡を断つ
【2008年7月6日】
2008年7月6日正午過ぎ (UTC+9)、海上を飛行していたヘリの姿が見えなくなり、大きな音が聞こえた、という通報があった[1]。青森県警に入った連絡として、産経新聞が伝えた[1]。それによると県警は墜落した可能性があるとして捜査している[1]。また、朝日新聞によれば、海上保安庁なども目撃情報などから津軽海峡を捜索しているが、現場では濃霧となっており難航しているという[2]。
朝日新聞によると行方不明となったのは、ヘリの運航会社「小川航空」(本社:大阪市)が所有する6人乗りの「アエロスパシアル350型機」[2]。また、産経新聞によると、小川航空は離陸前の同機に異常がなかったと説明している[1]。
朝日新聞は、ヘリをチャーターしていた青森朝日放送からの情報として、今回乗員した4人を伝えた。[2]
- 高下工三夫さん(57・パイロット:機長)
- 菊池浩光さん(43・パイロット:副機長)
- 木村慎吾さん(28・青森朝日放送アナウンサー)
- 大森真二さん(39・トラストネットワーク所属カメラマン)
産経新聞によれば、同日午前10時10分に駐機先である秋田空港を離陸、午前11時には青森空港と到着し、未明に起きた海上自衛隊の護衛艦火災を取材のため、木村さんと大森さんの二人を乗せて午前11時16分に離陸した。3時間で戻る予定だったという。[1]
朝日新聞では国土交通省札幌航空交通管制部の情報として、午前11時38分頃、下北半島の西沖あたりで、レーダーからヘリの機影が消えていたことを伝えた。[2]
産経新聞によると、青森地方気象台は、5日夜から現場付近に濃霧注意報を発令していた。[1]
出典
編集外部リンク
編集- 『ヘリコプター遊覧飛行の小川航空(公式)』 — 小川航空, 2008年7月7日付け確認