海づくり大会、TUBEのテーマソング使用中止
【2005年7月23日】
2005年11月に神奈川県で開かれる「全国豊かな海づくり大会」の実行委員会は7月22日、この大会のテーマ曲「海の唄」を制作した人気バンドTUBEのリーダーで、同県出身の前田亘輝氏が、暴力団のパーティーに出演したことから、「大会関係者にふさわしくない」として曲の使用を中止したことを発表した。
TUBEの所属事務所によれば、前田氏が6月中旬、千葉県で開かれたある指定暴力団幹部の還暦祝いのパーティーに出演し「ハッピーバースデー」を演奏した。事務所は「前田氏は友人から頼まれて出演した。相手が暴力団とは知らなかったというが、軽率な行為だった」と説明している。
この「海の唄」は全国から募集した歌詞をもとにTUBEが制作した。
当大会には天皇・皇后両陛下が出席する予定である。
一方、神奈川県厚木市の市制50周年を記念したTUBE野外コンサートは、予定通り7月30日に行なわれることが23日明らかになった。同市は前田氏の開催したいという意向を確認し「市民だけでなく全国のファンの期待も大きい」として決定した。
出典
- 『TUBEのテーマソング、使用中止に 海づくり大会』 — 朝日新聞, 2005年7月22日
- 『「TUBE」のテーマ曲中止に、横浜・海づくり大会』 — 読売新聞, 2005年7月23日
- 『TUBEの大会テーマソング使用を中止』 — 日刊スポーツ, 2005年7月22日
- 『大会テーマソング「海の唄」発表!』 — 全国豊かな海づくり大会, 2005年
- 『暴力団問題:TUBE演奏会、厚木市は予定通り開催へ』 — 毎日新聞, 2005年7月23日