沖縄県宮古島市のサニツ浜で第24回目の「サニツ浜カーニバル」が開催 - 岡部幸雄氏も参加
【2014年8月7日】
7月27日に沖縄県宮古島市下地与那覇湾(通称:サニツ浜)で、第24回目となる「サニツ浜カーニバル」が開催された[1][2]。「サニツ浜カーニバル」は宮古島市ならびに沖縄タイムスによる主催で行われた[1][3]。与那覇湾は干潮時になると、700ヘクタールもの広大な砂地の干潟が出現しており[1][3]、2012年7月には水鳥などの生息地として認められ、与那覇湾が「ラムサール条約」に登録された経緯もある[1]。「サニツ浜カーニバル」は干潟という自然を生かしたイベントとして開催が続けられてきた[1][3]。
「サニツ浜カーニバル」で行われた種目としては「宮古角力(みゃーくずま)」や「浜競馬(ぬーまぴらす)」があり[1][3]、それらを含めた計9種目の競技が企画された[3]。「人間ばん馬」では重さ300kgのそりを人間が引いて速さを競い合った[4]。水中駅伝で優勝した16歳の男子は水の抵抗を受けにくい走り方を工夫したと言い、「みんなで全力を出し切った結果」と中学時代の仲間を誘って成果を出せたことを喜んだ[1]。
「浜競馬」には元騎手の岡部幸雄氏(65)も参加し、「シャークン」号へ騎乗して見事に初優勝に輝いた[1][2]。岡部氏は浜競馬へ過去3回の出場経験があり[2]、今回の優勝を「初優勝なので嬉しい。どの馬も嬉しくて興奮していたが、すごく良いリズムで走ってくれた」 と自らの嬉しさを語り、「シャークン」号の頑張りを称えた[2]。
今回の浜競馬には宮古馬が8頭が出場しているが、宮古馬は飼養頭数の減少によって保存事業で頭数を確保している状態であり、岡部氏は「この浜競馬など活用する良い場所や人もそろっている。浜競馬に子どもが参加できるようになれば地元の人も見てくれると思う。」と語り、宮古馬の存続を願った[2]。
情報源
編集外部リンク
編集- 『日本在来馬について - 宮古馬』 — 日本馬事協会,