沖縄国際大学キャンパスアメリカ軍ヘリ墜落から1年、アメリカ軍機の飛行続く
【2005年8月12日】 2004年8月13日に起こった沖縄国際大学へのアメリカ軍ヘリコプター墜落事故から満1年を前にした11日、防衛施設庁那覇防衛施設局の西正典(にし まさのり)局長が記者会見を開いた。
西局長は、SACO(沖縄に関する特別行動委員会)の最終報告にも触れ、普天間基地の危険性を日本・アメリカ軍双方が認識し、解消することが非常に重要だと話した。また、辺野古沖への移設については、「移設完了までの危険性をどう排除するか、この課題は残っている」(琉球新報)として移設と同時並行で安全策を立てる必要があるとの認識を示した。
沖縄国際大学は、アメリカ軍機の飛行に抗議する風船を10日から構内に揚げた。那覇防衛施設局は、航空機の安全を理由に中止を求めている。
出典
- 『沖縄国際大、米軍機飛行抗議の気球』 — JNN, 2005年8月11日
- 『沖縄に関する特別行動委員会(SACO)最終報告』 — 外務省, 1996年12月2日
- 『安全確保に認識不足 那覇防衛施設局長が会見 米ヘリ墜落1年』 — 琉球新報社, 2005年8月12日
- 『施設局が中止要請/沖国大バルーン』 — 沖縄タイムス社, 2005年8月12日
- 沖縄国際大学米軍ヘリコプター墜落事件対策委員会 『8月13日米軍ヘリコプター墜落事故から一年アドバルーンを掲揚することについて』 — 沖縄国際大学, 2005年8月10日