桜島の昭和火口の活動が60年ぶりに活発化

【2006年6月12日】

桜島(資料)(GFDL)
桜島(今回の噴火とは別の火口)、1974年(資料)、Copyright © 国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省

12日、気象庁鹿児島地方気象台は、桜島の昭和火口付近の噴火活動が活発となっており噴火活動に注意が必要だとする臨時火山情報を発表した。これは12日に開かれた火山噴火予知連絡会で状況を検討した結果まとめられたもので、昭和火口付近での活動が南岳山頂火口と同様な噴火が発生する可能性が高くなってきたとして火山活動度レベルを2(比較的静穏な噴火活動)から3(活発な火山活動)に引き上げた。

毎日新聞によれば昭和火口は1946年の昭和大噴火でできた火口で、南岳(北緯31度34分37.8秒東経130度39分38.6秒(日本測地系)、北緯31度34分50.3秒東経130度39分30.3秒(世界測地系)、標高1,060m)の東約500mの斜面にある。 毎日新聞によれば桜島の昭和火口では、4日に60年ぶりに噴煙があがっているのが確認され、7日には噴煙が高さ1000mまで上がり噴火として確認されるなど火山活動に変化がでていた。

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