松井秀喜選手左手首骨折、連続試合出場途切れる

【2006年5月14日】


北国新聞によると、5月11日(UTC-4)にアメリカニューヨークのヤンキー・スタジアムで開かれたボストンレッドソックス戦で、ニューヨークヤンキース松井秀喜選手が1回の守備で左手首を骨折するケガを負い、米通算連続試合出場記録が1,768で途絶えた。スポーツ報知によれば松井選手は、米国でのデビュー後の連続出場が518試合で、大リーグの最多連続記録を更新しているところだった。

松井選手はこの日の試合も1回に5番・レフトで先発メンバーとして出場したが、1回表の守備において、レッドソックス・ロレッタ選手の打球を追いかけ捕球しようとした時、左手首をひねった。激痛がしたため、退場し、病院で検査したところ、左手首の骨を骨折していることがわかり、直ちに入院。5月12日(現地)に手術を行った。

なお、野球規則上1回の守備が完了していない場合は出場記録が1試合として認められないため、1993年当時在籍していた巨人軍時代から続けた連続試合出場は前試合までの1,768で途切れることとなった。

スポーツ報知はけが直後のトーレ監督の談話として「復帰までに最低3ヶ月程度はかかるだろう」と見通しを示し、またキャッシュマンGMも2006年度のシーズンは絶望ではないかという憶測を伝えた。

日刊スポーツによれば、骨折部位は左手の橈骨だった。骨折部分を固定する手術は12日午前中に2時間かけて行われた。執刀医のスチュワート・ハーション医師は、「手術は完全に成功した」と語った。読売新聞によれば、13日午後退院し、自宅に戻った。骨の接合にはおよそ6週間かかる見込みという。

出典

編集