東海道新幹線 架線トラブルで3時間ストップ、整備ミスが原因か
【2010年2月2日】
1月29日午後1時50分頃(UTC+9)、東海道新幹線の品川-小田原駅間(横浜市神奈川区の現場)で架線トラブルが発生し、3時間20分ほどにわたって運転を見合わせた。これにより品川-小田原間で6本が立ち往生、約3100人が車内に缶詰となったほか、約15万人に影響が出た[1]。
目撃者によると、現場では新幹線が通過した後に数回雷のような音が聞こえ、線路脇の近くで白い光が見えて火が上がったため、110番通報したという[2]。
また、新横浜-小田原間の下り線を走行中だったこだま659号のパンタグラフなどが破損していた[1]。
JR東海は調査を行い、当該車両は1月27日にパンタグラフの交換を行った際のボルトつけ忘れによる作業ミスが原因であると、2月1日に発表した。(こだま659号の)12号車のパンタグラフは、がいしを除くすべての部分が外れていたという。外れた部品には、(パンタグラフの交換を行った際に)固定された痕跡も見当たらなかった。これにより外れた部品が架線に引っ掛かり、切断したことが原因であるとみられる[3]。
なお、東海道新幹線は同日午後5時13分に運転を再開した[4]。
情報源
編集- ↑ 1.0 1.1 『東海道新幹線の停電 パンタグラフ破損が原因』 — 産経新聞社, 2010年2月1日
- ↑ 『【新幹線ストップ】「ドーンと音が…」と目撃者 白い光の直後に火の手』 — 産経新聞社, 2010年1月29日
- ↑ 斎藤正利 『新幹線事故:ボルト4本付け忘れ パンタグラフ交換の際』 — 毎日新聞社, 2010年2月1日キャッシュ
- ↑ 『停電でストップの東海道新幹線、運転再開』 — 産経新聞社, 2010年1月29日