東北楽天イーグルス・ブラウン監督を解雇 4年ぶりの最下位の責任を取って

【2010年9月29日】 毎日新聞によると、プロ野球東北楽天イーグルスは今季終了を持ってブラウン監督(47)を解任すると発表した。

毎日によると、東北楽天は昨年レギュラーシーズン2位で、球団史上初のAクラスとなったが、続投要望の強かった野村克也前監督を高齢を理由として契約の更新をせず、新たに広島カープ前監督のブラウン氏と今年からの2年契約で監督として迎えたが、今季は一度も勝率5割に及ばず、2006年度以来4年ぶりの最下位となることが決まっていた。また朝日新聞によると、ホームゲームでの1試合平均の観客動員も1000人程度減るなど、営業面の影響も大きいことから、ブラウン監督解任の声も上がったという。

河北新報によると、これを受けて東北楽天は9月28日の段階で2年契約最終年となる来年(2010年)について、「話し合いはシーズンが終わってからという姿勢に変わりない」と強調し、米田純球団代表と今季の最終戦・埼玉西武ライオンズ戦が開催される9月29日以後にも話し合いが持たれるとされていた。

しかし、毎日によるとその埼玉西武戦の試合開始前に米田代表がブラウン監督に対し「2年契約だったが、1年で終了する」と来期の更新契約を結ばないことを伝え、ブラウン監督も了承したという。米田代表は「勝負の世界は結果が全て。若手を育成するなど評価する点もあったが、最下位という結果はファンに失望を与えたこともあるので、球団として決定した」と、ブラウン監督解雇の理由を述べている。また朝日によると、ブラウン監督は「来季もやりたい気持ちが強く、やりたいことも沢山あったが、(最下位になった)責任を取らないといけない」と話しているという。

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