東京都の地下鉄 「東京メトロ」と「都営地下鉄」が統合を協議へ

【2009年11月12日】

朝日新聞・読売新聞によると、「東京メトロ」の愛称で知られている東京地下鉄の梅崎寿社長は11月11日(UTC+9 以下同)、都営地下鉄東京都交通局運営)との経営統合を視野に入れて協議に入っていることを明らかにした。

朝日新聞によると、これは梅崎社長が2009年9月の中間決算発表の会見で「統合について話はしている」と明かしたものであるが、都営地下鉄の累積赤字が4600億円もあるため、都営地下鉄の赤字を抱えたままの状態での統合は難しく、統合に時間がかかるという見解もある。この問題をめぐっては石原慎太郎東京都知事も2009年3月にあった会見で「(東京メトロと都営地下鉄は)組織としてもひとつになることが望ましい」と統合へ向けた前向きの姿勢を明らかにしている。仮に統合が実現すれば東京都内の地下鉄を一元運営することにより、サービスの向上や業務効率によるコスト削減も可能になるという。読売新聞によると、サービスの向上の1つの例として、両地下鉄を乗り継いだ場合にそれぞれで必要な初乗り料金が不要になる可能性があるという。

また日経新聞によると、東京メトロは2009年度中の株式上場を「景気低迷などにより株式市場も低迷していることや主幹事の証券会社選定が遅れている」という理由で上場が困難になったことから、今回は見送り2010年度に改めて上場を目指すことを明らかにした。

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