東京女子マラソン2008年で廃止

【2007年12月18日】 時事通信によると、朝日新聞社マラソンの女子国際大会選考会として知られてきた東京国際女子マラソン大会を2008年11月16日に予定されている30回大会を持って終了することを12月17日発表した。

同大会に関しては、今年から2月の開催で市民マラソン大会東京マラソンが誕生し、それと統合するよう東京都から要請を受けていたが、関係者との協議が不調で、特に東京女子マラソン主催紙・朝日新聞によると、女子単独レースとして育ってきた意義を重視したこともあり、東京マラソンとの統合を見送っていた。また道路の使用許可を出す警視庁も交通規制上、都市部で年2回の大規模マラソンをするのは困難と日本陸連に示唆していた。朝日の報道によると、朝日新聞、テレビ朝日と陸連の3者協議の上、女子単独で今後開催することは困難として2008年の大会で終止符を打つことを決めた。

東京新聞の報道によると、今後は東京マラソンとの統合も検討しつつも、「女子マラソンの新しい形や場所を決めるべく、陸連を含む関係者と協議をする」として、新たな女子単独の大会を開催する可能性を探るとしている。また読売新聞によると、東京女子マラソンに代わる新たな国際大会(夏季五輪世界選手権大会)の代表選考会について沢木啓祐陸連専務理事は「今後についてはこれから検討する」と述べた。

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