札幌で女児死体遺棄事件、母親と交際中の男逮捕される

【2006年9月25日】

日本経済新聞と読売新聞によると、北海道警察本部と札幌南警察署は9月24日、内縁の妻が連れてきた2人の女の子の遺体を自宅マンションに放置した死体遺棄の容疑で同市中央区の無職・稲見淳容疑者(29歳)を逮捕した。

読売によると、札幌南署の調べとして9月8日ごろ、稲見容疑者は同居していた無職の今野望美さん(24歳)の次女(当時3つ)、また同月21日ごろには長女(同4つ)の遺体をそれぞれ別のダンボールにつめて、自宅マンションに放置したとされている。また読売と日経によると、同月23日夜8時ごろに今野さんの自宅近くの住民の男性が「(今野さんが)助けを求めている」と警察に通報。その時に今野さんがいなくなり、稲見容疑者が遺体を外へ持ち出したが、24日早朝5時ごろ自宅近くの路上にいた稲見容疑者を発見し逮捕した。

調べに対し、稲見容疑者は「しつけのために2人に暴力を加え、死なせた」と供述。また死んだ2人には顔や身体に虐待で受けたとされるアザや傷が確認されており、北海道警察本部は虐待死の可能性が高いとして、さらに調べている。

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