朝青龍6連覇—琴欧州、稀勢の里は敢闘賞
【2005年9月26日】
東京の両国国技館で25日、大相撲秋場所の千秋楽が行われ、朝青龍(本名:ドルゴルスレン・ダグワドルジさん)が優勝決定戦で琴欧州(同:カロヤン・ステファノフ・マハリャノフさん)を破り、優勝した。朝日新聞などが伝えた。
この日、12勝2敗で並んだ両力士は、それぞれ琴欧州が寄り切りで千代大海を下し、結びの一番で朝青龍が押し倒しで栃東を下して、本割りで13勝2敗で並んだ。これにより、この日寄り倒しで若兎馬を下して11勝3敗としていた稀勢の里(同:萩原寛さん)の優勝の可能性はなくなった。
優勝決定戦では朝青龍が押し出しで琴欧州を下し、朝青龍の14度目の優勝が決まった。同力士は前場所まで5連覇しており、この場所の優勝で6連覇となった。6連覇は、1987年から翌年にかけてと、1991年から翌年にかけて、大鵬が記録している。7連覇した力士、またその年1年間全場所の完全制覇はこれまでいない。また、優勝回数14回は、輪島に並んで史上5位。
25日の三賞選考委員会は、敢闘賞に琴欧州と稀勢の里を選んだ。殊勲賞、技能賞は該当者なしとされた。
出典
編集- 『朝青龍、優勝決定戦で琴欧州破り6連覇 大相撲秋場所』 — 朝日新聞社, 2005年9月25日
- 『6連覇!朝青龍が泣いた/秋場所』 — 日刊スポーツ新聞社, 2005年9月25日
- 『やはり朝青龍底力 決定戦圧勝、花道で涙』 — 朝日新聞社, 2005年9月25日
- 安田栄治 『朝青偉業と涙 6連続V』 — 中日新聞社, 2005年9月25日
- 『朝青龍「重い」6連覇!琴欧州ガチガチ敢闘賞』 — 産経新聞社, 2005年9月25日
- 『朝青龍が6連覇』 — 中日新聞社, 2005年9月25日
- 『九月場所番付 幕内』 — 日本相撲協会, 2005年8月29日
- 『秋場所千秋楽 星取表』 — 日刊スポーツ新聞社, 2005年9月25日