【2005年7月24日】


愛知県体育館で10日から行われていた、大相撲名古屋場所千秋楽の24日、結びの一番で横綱朝青龍(モンゴル出身)が大関栃東を寄り倒しで破って優勝した。朝青龍は13回目の優勝で、自身初の5連覇。成績は13勝2敗。

今場所朝青龍は、琴欧州と黒海に敗れ、11日目の時点で2敗。先場所までの4場所は、いずれも千秋楽前までには優勝が決まっていた。しかし、今場所は14日目終了時点で小結琴欧州が2敗で並んでいた。最後まで優勝争いは激しいものとなった。千秋楽の相撲でともに勝つか、ともに負ければ昨年夏場所以来の優勝決定戦。朝青龍は前日、琴欧州と「もう一度やりたいよ」と、優勝決定戦でのリベンジを考えていた。

だが、朝青龍の目の前で琴欧州は若の里にあっさりと敗れ、後退した。朝青龍は栃東に粘られるも万全の体勢で一方的に攻め、完勝。リベンジは来場所に持ち越された。

朝青龍はNHKのインタビューで、「来場所絶対勝ちます」と宣言した。さらに、「もっと強くなりたいです、名古屋のみなさんありがとうございました」と満面に笑みを浮かべて答えていた。

5連覇は1987年に千代の富士が達成して以来の快挙で、史上7人目。また、13度の優勝は、外国出身力士では武蔵丸を抜いて最多記録となった。

各段優勝力士

  • 幕内優勝:朝青龍(13勝2敗)
  • 十両優勝:時津海(11勝4敗)
  • 幕下優勝:中尾(7勝)
  • 三段目優勝:澤井(7勝)
  • 序二段優勝:中西(7勝)
  • 序ノ口優勝:高橋(7勝)

出典


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