【2007年8月2日】 日刊スポーツによると、7月の名古屋場所中のけがで夏巡業の休場届を提出していた大相撲横綱朝青龍関(26歳)が、モンゴルサッカーを楽しんでいたとする問題で、日本相撲協会は8月1日、9月の秋場所と11月の九州場所の出場停止処分、ならびに減俸30%4ヶ月、九州場所終了後までの謹慎処分の処分を課すことを決めた。また、師匠の高砂親方に対しても、減俸30%4ヶ月の処分とした。横綱に対する出場停止の処分は史上初。

日刊によると、朝青龍関は優勝した名古屋場所の大会期間中に左ひじと腰を疲労骨折し、全治までに6週間を要する診断書を提出し、8月3日から行われる予定の夏巡業へは休場する予定となっていたが、7月25日にモンゴルで行われたサッカーのイベントに出席し、実際にプレーしていたことが問題視されていた。

デイリースポーツによると、問題のサッカーイベントはモンゴルの国が主催した少年向けのチャリティーイベントで、本来朝青龍関は出演する予定がなかったものの、「治療目的の帰郷」として帰国することを知り日本の外務省を通して参加を要請した。在日モンゴル大使館も「半ば強引に無理にご参加していただいた」として「相撲協会、朝青龍関にご迷惑をおかけしました」と謝罪した。

日刊によると、朝青龍関は「今回の処分を真摯に受け止めて、治療に専念し、2008年1月の初場所に備える」と謝罪のコメントを寄せている。

出典 編集