日本相撲協会、若ノ鵬容疑者を解雇方針へ - 大麻所持事件

【2008年8月20日】 毎日新聞によると、日本大相撲力士・若ノ鵬寿則容疑者(本名・ガグロエフ・ソスラン 20歳)が大麻所持で逮捕された事件で、日本相撲協会は8月21日に同容疑者と師匠である間垣親方に対する処分を決める緊急理事会を開催する事を決定した。デイリースポーツによると、この理事会で若ノ鵬容疑者の解雇と、間垣親方の役職降格などの厳罰を与える方針になるという。

両新聞によると、間恒親方は8月19日、警視庁での参考人としての事情説明で「(若ノ鵬容疑者が大麻の所持・使用をしていた事は)全く気付かなかった」と説明。またデイリースポーツによると間恒部屋の個室にも大麻の吸引具があったものの若ノ鵬容疑者以外は使った形跡がなく、若ノ鵬容疑者が1人で大麻を吸っていたとみて吸引し始めた時期などを調査している。

デイリースポーツによるとその後間恒親方は警視庁での事情聴取を中座し午後2時半ごろ国技館に訪れ、「ご迷惑をおかけして申し訳ないといった。理事長、及び理事会に(若ノ鵬容疑者と間恒親方の処遇を)お任せします」と話した。その後北の湖理事長は8月21日の理事会で「厳正に対処する」として若ノ鵬容疑者の解雇と間恒親方の理事職からの降格などの方針を固めたという。

また、毎日新聞によると、若ノ鵬容疑者は警視庁組織犯罪対策5課の調べに対して「大麻や(吸引用の)パイプは六本木のディスコでロシア人や黒人からもらった」と供述したことがわかった。若ノ鵬容疑者は「6月上旬ごろディスコで知り合ったロシア人の男性が大麻をくれた」と説明。「日本では大麻が規制されてる事は知っていた」と話している。更に間恒部屋の若ノ鵬容疑者の個室から新たに乾燥大麻と見られる粉末の付いたビニール袋が1袋発見された。

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