日本初の裁判員裁判、懲役15年の判決 - 東京地裁
【2009年8月8日】
産経新聞・読売新聞によると、日本初の裁判員裁判として8月3日(UTC+9、以下同様)から東京地方裁判所で行われていた東京都足立区の路上殺人事件の裁判で、最終日の8月6日、東京地裁の秋葉康弘裁判長は殺人罪に問われた被告人の無職男性(72)に対し、懲役15年(求刑:懲役16年)の判決を言い渡した[1][2]。
裁判の公判は6日午後2時38分に始まり、3人の裁判官と6人の裁判員全員が出席。秋葉裁判長が被告人を証言台の前に立たせ、判決を宣告した[2]。
3日午後から5日にかけて連日行われた審理では、「殺意の強さ」を巡って弁護側と検察側が争われた。この審議には被害者参加制度に基づいて、被害者である整体師・文春子さん(当時66)の遺族も参加し、検察の求刑を上回る懲役20年の刑を求めていた[1][2]。
情報源
編集- ↑ 1.0 1.1 MSN産経ニュース 『【裁判員 判決】国民参加の結論は懲役15年 裁判員全員が記者会見へ』 — 産業経済新聞社, 2009年8月6日
- ↑ 2.0 2.1 2.2 YOMIURI ONLINE 『初の裁判員裁判、懲役15年…東京地裁判決』 — 読売新聞, 2009年8月6日