日本企業、中国で世界最大級のフロン分解CDM事業に着手

【2005年8月30日】 大旺建設株式会社、日揮株式会社、丸紅株式会社は、共同で、中国浙江省衢州市の淅江巨化股有限公司(以下 巨化公司)と世界最大規模のフロン分解によるCDM事業契約を8月11日に中国現地にて締結した。

今後、3社の共同出資により設立したJMD温暖化ガス削減株式会社が、巨化公司の所有する代替フロン製造工場で排出されている地球温暖化ガス「HFC23」を、大旺建設株式会社の過熱蒸気反応法分解方式による、フロン分解装置で分解し、CO2換算で世界最大の総量4,000万トン(HFC23は、温暖化係数が二酸化炭素(CO2)の11,700倍であることから)の排出権を獲得する。各紙報道は、獲得した排出権は、排出権の需要をもつ日本企業へ販売されると予想している。

京都議定書の発効以降のCDM排出権ビジネスとしては、世界最大規模。CDM事業のホスト国として潜在性の高い中国と日本との間の初のCDM事業で、これを機に、排出権ビジネスが一気に加速する可能性もある。

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