日本プロ野球・クライマックスシリーズ2008にアドバンテージ導入

【2008年3月5日】 読売新聞によると、プロ野球で2007年度から導入された各リーグ上位3チームによるプレーオフ制度クライマックスシリーズについて、1回戦を勝ち上がったチームとリーグペナントレース(交流試合込み144試合)の優勝チームとで行う2回戦(一般のトーナメントの決勝戦相当)を2007年度の5戦3勝制から、ペナントレース優勝チームに対するアドバンテージ1勝分付きの6戦制に変更されることが3月4日にあった実行委員会で決まった。

読売と朝日新聞によると、1回戦は前年と同じくペナントレース2位と3位の球団で3戦2勝制。その勝者とペナントレース優勝チームによる2回戦はペナントレース優勝チームは3勝、1回戦勝ち抜けチームは4勝すれば日本シリーズ出場権を得る。試合会場は従来と同じく対戦するチームのペナントレース上位チーム(1回戦は2位チーム、2回戦は優勝チーム)の本拠球場で全て行う。なおリーグ優勝の扱いは前年と同じくペナントレースの1位チームとなる。

なお、両紙によると2007年度のセ・リーグのクライマックスシリーズは2回戦でリーグ優勝の巨人軍中日に3連敗し、シリーズ出場権を逃していた。そのことから、ペナントレースで優勝したチームをより優位にする改正案を1月にセ・リーグ側が提案し、この日の実行委員会の席でパ・リーグもこれに同意した。これについては巨人軍が一度2007年度に反対していたが、今年度はそれを付けるべきと主張していた。

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