日本プロ野球、2007年度からセ・リーグでもプレーオフ導入 両リーグ統一方式採用へ

【2006年8月25日】 読売新聞とサンケイスポーツによると、日本プロ野球プレーオフ制度(ポストシーズントーナメント)をめぐる検討会が8月23日、東京都内で行われた。

検討会ではこれまでプレーオフ導入へ向けた交流試合の問題も検討されてきたが、交流戦の試合数をセ・リーグは18試合、パ・リーグは30試合にそれぞれ減らすことを主張していたが、根来泰周コミッショナーが折衷案として「両リーグの中間を取る形で」ということで試合数を24試合に、また同一リーグ間の対戦120試合を含めて年間144試合で行うことで合意した。

サンスポによると、交流戦はホーム・アンド・アウェーでそれぞれ2回ずつの4回戦制となる関係上、1つの対戦につき2連戦となることから日程編成が難しくなるため、1週間に3対戦・6試合を行う案と、予備・休養日を含め2週間で5対戦・10試合を行う案の2つのプランが考えられている。しかし選手会は過密日程を避ける観点から、後者の案を取り入れるように提案している。

また、プレーオフ制度に関しては両リーグ統一ルールで、リーグ優勝のチームを決勝戦(第2ステージ 5戦3勝制)にシードし、2位と3位のチームで1回戦(第1ステージ 3戦2勝制)にする現行のパ・リーグ方式を想定しているが、一部のセ・リーグ球団からは順位やゲーム差によるアドバンテージをつけるようにする意見もある。

これらは9月4日予定の実行委員会にかけられ、正式に導入が決定される。

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