日本プロ野球、2005年の社会人・学生ドラフト会議開く

【2005年11月24日】

11月18日から19日にかけての報道機関各社によると、11月18日、日本プロ野球ドラフト会議の大学生・社会人の部が東京都内で行われた。2005年度よりドラフトは高校生の部(10月開催済み)と大学生・社会人の部の2部構成による分割開催となった。

四国新聞によると、高校生の部で第1巡目に全球団が指名参加したことと、今回の社会人・学生ドラフトの前に9チームが希望入団枠(2004年までの自由獲得枠相当)を使ったため、第1巡目の指名は東北楽天の1チームのみで、地元宮城県東北福祉大学・松崎伸吾投手を指名した。また2巡目指名は今回行わなかった。

希望入団枠を行使したチームの入団合意選手は次の表に示す通り。

チーム名 選手 所属チーム ポジション
阪神 岩田稔 関西大学 投手
中日 吉見一起 トヨタ自動車 投手
横浜 高宮和也 ホンダ鈴鹿 投手
巨人軍 福田聡志 東北福祉大学 投手
ヤクルト 武内晋一 早稲田大学 内野手
福岡ソフトバンク 松田宣浩 亜細亜大学 内野手
西武 松永浩典 三菱重工長崎 投手
オリックス 平野佳寿 京都産業大学 投手
北海道日本ハム 八木智哉 創価大学 投手

その他の注目選手では、2005年度のセ・リーグホームラン王を獲得した広島・新井貴浩内野手の実弟である良太選手(駒澤大学)が中日の第4巡目で、2005年の都市対抗野球初出場で話題になった大阪府のクラブチームNOMOベースボールクラブから柳田殖生内野手が同じ中日の第5巡目指名を受けた。その他希望枠を除いた全体の指名選手は49人で、この内東北楽天は最多の8人を指名。

2005年度から新設されたセミプロリーグの四国アイランドリーグ所属選手は1名も指名がなかった。

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