日本の大相撲でまたも大麻所持 十両・若麒麟容疑者逮捕

【2009年1月31日】 毎日新聞によると、神奈川県警などは1月30日(UTC+9 以下同じ)、日本の大相撲尾車部屋若麒麟(わかきりん 本名・鈴川真一)容疑者(25歳 東京都江東区)が、ミュージシャンの平野力(つとむ)容疑者(30歳 同渋谷区)とともに大麻を共同所持したとして大麻取締法違反の疑いで逮捕した。日本の大相撲において、幕内経験がある日本人力士が大麻で逮捕されたのは史上初めてである。

2人は1月30日午後0時50分ごろ、東京都港区六本木CDソフトを販売する会社内で、ティッシュペーパーにくるまれた乾燥大麻約16gを所持していた疑い。若麒麟容疑者は「大麻は自分のもので、普段からタバコに混ぜて吸引していた」と容疑を認めているが、一方の平野容疑者は「(大麻は)僕のものじゃない」として否認している。

朝日新聞によると、若麒麟容疑者の逮捕を受けて、師匠の尾車親方は江東区内の尾車部屋で会見し、「日ごろから(弟子に対して)生活態度を注意してきたのに残念だ。大麻については何回も話をしたし確認もしたが、(若麒麟容疑者の所持が)事実であればぶん殴りたい」と激怒した。

スポーツニッポンによると、日本の大相撲では2008年にロシア出身力士が相次いで大麻所持の疑いで逮捕される事件があったばかりだった。これを受けて日本相撲協会は2月2日に開催される定例理事会で、若麒麟容疑者についての処分を検討するが、解雇など厳しい処分を受けることは確実と見られている。

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