日本のバスケットボールリーグ一本化へ向けた組織委員会発足

【2014年7月18日】

日本バスケットボール協会(以下「バスケットボール」の文言は「バスケット」と略す)は、現在ナショナルバスケットリーグ(NBL)と、bjリーグの2リーグに分かれている男子のプロリーグについて、両リーグの統合へ向けての「新リーグ組織委員会」を立ち上げたことを7月17日の記者会見で発表した。[1][2]

日本バスケット協会は、国際バスケット連盟(FIBA)から、国内リーグの一本化をするように求められており、10月末までに進展がない場合、国際大会の出場停止処分を受ける可能性があるため、今回の組織委員会設置となった。委員会はNBLから丸尾充理事長、bjリーグから河内敏光コミッショナー、およびそれぞれのリーグのチーム代表者らによって構成され、チームの運営形態など、リーグの参加条件や、両リーグで異なっている試合競技方法の調整などの会議を週1回程度行い、10月末までに合意することを目指している。[2]

2020年東京オリンピックに向けて、代表の選手強化を図るには、2つのリーグが一体化する必要があるとしており、NBLに所属する企業チームに配慮して完全なプロ化にはこだわらないことで、bjリーグが譲歩した形になっており、両リーグに所属する全チームが新リーグへ参加できるように目指すとしている。[3]また統合後の新リーグの運営は新法人が行うことで合意している。[1]

このことから、日本バスケット協会の深津泰彦会長は「企業チームとクラブチームが両方参加できるリーグ(を作る)。まずは参加してもらえるリーグを作り、その先に進化していければ」と述べており、また河内氏も「bjリーグもNBLも参加できる点を見出していかないといけない。何とか実現できる方向を模索していきたい」としている。[4]

情報源 編集

  1. 1.0 1.1 NBLとbj統合へ「新リーグ組織委員会」発足』 — 読売新聞, 2014年7月17日
  2. 2.0 2.1 新リーグ組織委を設置=NBL、bj統一へ前進-バスケット男子』 — 時事通信社, 2014年7月17日
  3. 男子統一リーグ、全てのチームが参加へ』 — 産経新聞, 2014年7月17日
  4. 【バスケ】男子の統一リーグ、完全プロにこだわらず』 — スポーツ報知, 2014年7月17日

外部資料 編集