新燃岳 約6年ぶりに噴火
【2017年10月12日】 更新:2017年10月20日
新燃岳が2017年10月11日午前5時34分(JST=UTC+9)に噴火したと、福岡管区気象台・鹿児島地方気象台は同日午前6時15分(JST=UTC+9)に発表した。新燃岳での噴火は2011年の9月4日以来、約6年ぶり。
10月11日の噴火
編集10月11日、噴煙は火口300 mまで上がったが、噴石はなかった。また、午前11時5分に、噴火警戒レベルは2 (火口周辺規制) から3 (入山規制) に引き上げられた。12日午前11時の時点で、噴煙は火口約2000 mまで上がり、噴火は継続している。
NHKによると、11日に気象庁は調査を行い、その結果、宮崎市、都城市、小林市、高原町で降灰が確認された。
10月14日の噴火
編集10月14日、再び噴火が発生し、噴煙は火口2300mまで上がった。気象庁の聞き取り調査によると、降灰を確認できた地域は鹿児島県霧島市、曽於市、宮崎県の小林市から日向市であった。15日の現地調査で、火山ガスの二酸化硫黄は、一日あたりで13日の1,400トンを大きく上回る11,000トンが観測された。このため、警戒が必要な区域が火口から半径3kmまでに拡大された。
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14日の噴火 CC BY 4.0
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猪子石より、14日8時18分から9時14分まで CC BY 4.0
情報源
編集- 『霧島山(新燃岳)の火口周辺警報を切替え警戒が必要な範囲を2kmから3kmに拡大』 — 気象庁, 2017年10月15日
- 『火山名 霧島山(新燃岳) 火山の状況に関する解説情報 第18号』 — 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台, 2017年10月14日
- 『新燃岳 噴火続く 噴煙2000mの高さまで』 — NHK, 2017年10月11日 : インターネットアーカイブ(2017-10-12)にて補完(元アドレス - http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171012/k10011175641000.html)
- 『新燃岳 噴煙が2000mまで上昇 噴火警戒レベル3継続(12日14時更新)』 — ウェザーニューズ, 2017年10月12日
- 『火山名 霧島山(新燃岳) 火山の状況に関する解説情報(臨時) 第12号』 — 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台, 2017年10月11日
- 『霧島山(新燃岳)の火山活動解説資料』 — 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台, 2017年10月11日
- 『火山名 霧島山(新燃岳) 噴火警報(火口周辺)』 — 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台, 2017年10月11日