愛知長久手で立てこもり、元暴力団員の男を逮捕

【2007年5月19日】 毎日新聞、読売新聞、西日本新聞によると、17日、愛知県愛知郡長久手町(ながくてちょう)民家で元暴力団組員が、その元妻を人質にとって立てこもった。男は拳銃を発射し、警察官1人を死傷させた。愛知県警察本部は18日午後、人質とされた女性が自力で脱出をしようとしたところを保護した。元暴力団組員の男は18日夜投降し、愛知県警はこの男を殺人未遂の容疑で逮捕した。

西日本新聞によると、逮捕されたのは指定暴力団山口組系の元組員・大林久人容疑者(50歳)。県警は18日夜、「あなたを安全に保護したい」と大林容疑者を説得し、午後8時48分に出たところを逮捕した。大林容疑者は容疑を否認している。

読売新聞によると、大林容疑者と元妻(50歳)は昨年(2006年)5月に離婚し、別居していたが、事件が発生した17日に大林容疑者が元妻に復縁を求め話し合いをしていた。その最中に大林容疑者が暴れだし、立てこもり事件が発生した。この時に大林容疑者が拳銃を発射し、愛知県警特殊急襲部隊員だった林一歩巡査部長(23歳、18日付で警部に2階級特進)を殺害するなど4人を死傷させた。

毎日新聞によると、元妻は2005年に大林容疑者が家庭内暴力をしていたことから愛知県警・愛知警察署に相談を行っていたという。事件の現場では立てこもりが長期化したことから周辺の学校では18日に臨時の休校処置がとられた。また時事通信の報道では、大林容疑者は18日夕方、地元ラジオ局に対して「電話をよこせ!!」と要求を行った。

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