愛・地球博閉幕
【2005年9月26日】 2005年3月25日から愛知県で「自然の叡智」をテーマに開催されていた国際博覧会、2005年日本国際博覧会(愛知万博、愛・地球博)が9月25日、185日間の会期を終え閉幕した。121カ国と4つの国際機関が参加し、最終的な入場者数は、2,204万9,544人を記録した。
当初のメイン会場予定地であった瀬戸会場に絶滅危惧種とされるオオタカの巣があったことから、自然保護団体などからのオオタカ保護のために、メイン会場を長久手に変更するなどの要望を受け入れ、より環境問題を前面に打ち出すこととなった。
大手企業グループによるパビリオンや、日本館、マンモス展示、ドイツなど一部の外国パビリオンが人気を集めたほか、国際博覧会(万博)では初めて市民団体やNPO、NGOの参加を認め、また、自然の体験などのプログラムもあって、一般市民も出展参加できる万博でもあった。
万博には全期間入場券で何度も来場した周辺地域に在住と思われる人も多く、中には会場の地元瀬戸市の56歳の主婦のように、期間中毎日来場した人もいた。
9月26日午前より、会場の撤去作業が始まった。一部の施設を残して撤去され、公園として整備される予定。
出典
- 『愛知万博 目標上回る2200万人が入場し、閉幕』 — 毎日新聞, 2005年9月26日
- 『愛知万博 185日の全期間入場、56歳主婦が“皆勤賞”』 — 毎日新聞, 2005年9月26日
- 『会場跡地で撤去作業始まる 「踊るサテュロス」搬出へ』 — 共同通信, 2005年9月26日
- 『2005年日本国際博覧会』 — ウィキペディア日本語版,