患者の個人情報、約17,000件を紛失 - 日本医科大学付属病院、駒込署に盗難届

【2008年4月16日】

日本医科大学付属病院(東京都文京区)は4月8日に患者の個人情報を記録したパソコンが盗難にあった可能性を11日に同ウェブサイトで公表した。情報の内訳は氏名、ID、病名、検査結果で、保存されていたデータの総数は約17,000件としており、詳細については後日ウェブサイトでの公表予定と説明している。

同月16日、同病院はこの件について記者会見を行った。これを報じた読売新聞によると、検査結果は心電図モニターのもので、病名は受診時によるもの。ただし、住所や電話番号など、住所を特定する情報は含まれていない。また、同病院内の規則ではパソコンのパスワード設定を行うとしていたが、同病院の調査に答えた職員は設定を行っていないとしている。

同病院のサイトによる説明では盗難にあったと考えられる時刻は8日の午前10時から午後4時としている。既出の読売新聞によると、9日に職員が紛失を確認、翌10日に同病院医療安全管理部への報告を行ったことから、同病院では警視庁駒込警察署に盗難届を出したもよう。

同病院は、1910年に日本医学校の付属医院として開設、1993年には高度救命救急センターに指定されている(同ウェブサイトの沿革による)。

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