広島東洋カープ・野村謙二郎選手、現役引退へ

【2005年9月16日】 時事通信社などの16日の報道によると、プロ野球・広島東洋カープ野村謙二郎選手が16日、広島市民球場内の球団事務所で記者会見を開き、今季限りでの現役引退を正式に発表した。

野村選手は引退の理由について、「自分がモットーとしている『闘志を前面に出す』ということができなくなってきたから」とした。また、時事通信によると、「ここまでやってきた自分に誇りを持っている。カープという球団で、自分の持つ力以上のものを発揮できた」と語った。今後については「全くの白紙」としている。

ウィキペディア日本語版などによると、野村選手は大分県出身。佐伯鶴城高から駒沢大に入学し、1988年のソウルオリンピックでは日本代表として銀メダルを獲得。1988年にドラフト1位で広島カープに入団。入団2年目の1990年に遊撃手のレギュラーを獲得。1991年のリーグ優勝に貢献し、1995年にはトリプルスリーを達成した。しかし、1999年に股関節を痛めた後は出場試合数も減っていったが、2005年6月23日にはプロ野球史上33人目、大卒・社会人出身の選手としては15人目の通算2000本安打を達成し、名球会入りを果たした。

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