広島の山中で行方不明の女子大生の遺体の一部発見

【2009年11月8日】

中国新聞によると、11月6日午後1:45(UTC+9 以下同)ごろ、広島県北広島町にある臥龍山(がりゅうさん)山頂で、キノコ狩りをしていた男性が女性の遺体の一部を発見し110番通報をした。この遺体はセミロングヘアの茶髪系で、腐乱しておらず、死後時間が余りたっていなかったという。

その後、山陰中央新報によると、広島島根両県警察はDNA鑑定をした結果10月下旬から行方不明になっていた島根県立大学1年生の平岡都さん(19歳・浜田市)であると断定。何者かが平岡さんを殺害して遺体を切断、遺棄した可能性があると見て死体遺棄損壊の容疑で合同捜査本部を設置した。広島県警の司法解剖で、平岡さんは死亡から1-2週間程度経過。消息を絶った10月26日~31日の間に死亡したものと見られている。なお解剖は頭部のみしか行われておらず、死因は不明だが、顔面に殴られたような跡と見られる皮下出血が認められている。

中国新聞が島根県警の調べとして紹介したところによると、平岡さんは10月26日夜9:15頃、浜田市のショッピングセンターにあるアイスクリーム店のアルバイトの仕事後、連絡が取れなくなっており、その時間に店を出るところが防犯カメラに写っていたという。また平岡さんは10月28日にこのアイスクリーム店を辞めて別の飲食店でのアルバイトをする予定になっていた。遺体が発見された現場は、広島県と島根県の県境・西中国山地国定公園にある。平岡さんが最後に目撃された場所から直線距離で25㎞南に位置している。

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