巨人軍球団職員が偽サイン入り野球用品をオークションに出品

【2006年8月23日】 読売新聞によると、日本プロ野球読売ジャイアンツの総務人事部に勤務していた30歳の男性職員が、選手の偽サインを入れたバットやボールをインターネットオークションに出品していたことが、8月22日明らかになった。

この職員は2005年5月から2006年8月にかけて、折れたバットなど判明分だけで91点の野球用品に選手のサインを真似て記入し、「サイン入り実使用品」と紹介してヤフーのオークションに出品したという。8月18日、「小久保裕紀選手のサイン入り」と称して出品されたバットを落札したファンが「サインが偽物ではないか」と出品者に連絡したところ、連絡先の電話番号がジャイアンツ球団のものとなっていたため、この問題がわかった。また朝日新聞によると、職員は巨人軍を含む他チームの選手やタレントのサインも偽造していた。

球団は職員を22日付で懲戒解雇とするとともに、球団社長と常務取締役総務本部長が役員報酬10%返上1ヶ月、総務人事部長も譴責の処分を行った。また球団は職員に詐欺行為があったとみて警視庁・丸の内警察署に被害届けを提出した。

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