【2005年10月3日】

10月3日の報道機関各社によると、読売ジャイアンツは同日、元木大介選手の現役引退を発表した。

元木選手は大阪府の上宮高等学校出身。3年生の選抜大会では準優勝に貢献。1989年度のドラフトダイエー(当時。現・ソフトバンク)の1位指名を受けるも、巨人軍入りを希望したことから入団拒否。1年間浪人をした上で1990年度のドラフトで巨人軍の1位指名を受けた。

巨人軍では内野手として活動し、現役15年間の出場成績は1204試合で打率.263、ホームラン66本、打点378点。長嶋茂雄氏(1994年から2001年まで監督 現・終身名誉監督)から「クセモノ」といわれる堅実な攻守で人気を集めたが、2005年7月に左太もも裏の肉離れで出場登録を抹消後は1軍の試合出場から遠ざかっていた。また9月には球団から2006年度の戦力外通告を受けたことも明らかにしている。

日刊スポーツによると、戦力外通告を受けた時、引退するか、移籍の上で現役を続けるかで悩んだが10月2日までに引退を決めたという。球団関係者によれば、「年齢や家族など様々な面での要素を考慮しての引退を決断した」と説明する。

また読売新聞によると、都内球団事務所で会見し「オリックスからのオファーもあった」ことを披露するとともに、「巨人軍が好きで1年間待ってまでユニホームを着たので、入団したときからユニホームが着れなくなったら引退するつもりを決めていた」とコメントしている。

巨人軍は10月5日にホーム・東京ドーム球場で開かれる広島との2005年度最終試合で、同じく引退を決めている西山秀二、後藤孝志両選手とともに引退式を予定している。

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