岡山県美作市で突風 民家多数が被害、2人軽傷 竜巻か?

【2009年7月21日】

朝日新聞によると、岡山県美作市南西部において7月19日午後7時15分頃({{UTC+9}}、以下同じ)から突風が吹き、2人が軽傷を負い、住宅の屋根などが損壊した。

毎日新聞によると、当時は梅雨前線の南下によって大気が不安定な状態にあり、美作市が含まれる岡山県北部地域には同日午後7時10分に竜巻注意情報が発令されていたという。

毎日・読売新聞によると、同日午後7時20分頃、美作市安蘇で突風によって民家のガラスが割れ、この家の住人の女性(88)がガラスの破片で手足を切る軽傷を負った。また、読売によると同日午後8時40分頃、同市下山で民家のガラスが割れ、住人の女性(78)がガラス片で胸を切る軽傷を負った。

読売によると、美作市は同日午後8時に災害対策本部を設置、被害状況の確認にあたった。毎日によると、翌7月20日午前10時30分時点での災害対策本部のまとめでは、住宅2棟が屋根が吹き飛ばされるなどの被害を受け全壊、34棟において窓ガラスが割れる、屋根瓦が飛ばされるなどの被害が確認された。

朝日・毎日によると、気象庁岡山地方気象台の話として、この突風の原因としては竜巻のほか、積乱雲から発生する強い下降気流ダウンバースト」などが考えられるという。毎日によると、7月20日朝より気象庁機動調査班が現地入りし、聞き取り調査などを進めている。

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