岐阜・多治見と埼玉・熊谷で40.9℃観測史上最高

【2007年8月16日】

気象庁の発表によると、16日午後2時台に岐阜県多治見市埼玉県熊谷市で40.9℃を観測した。読売新聞によるとこれは日本におけるアメダス観測史上、最高値である。これまでの気温の最高記録は山形県山形市1933年7月25日に観測した40.8℃であった。気象庁の発表では、同日他に埼玉県越谷市で40.4℃、群馬県館林市で40.3℃岐阜県美濃市で40.0℃と気温40℃以上を観測した。

埼玉県北部および群馬県は関東平野中でもそれぞれ周辺に山地のある内陸部で、毎日新聞は、連日の猛暑にフェーン現象が重なったこと、岐阜県では太平洋高気圧の中心に近かったことなどの条件が重なったことで、気温の著しい上昇に見舞われたとみられるとしている。

埼玉新聞によるとこの酷暑で埼玉県内で6人が熱中症で死亡し、120人が病院で手当てを受けた。高齢者の割合が非常に高い。また岐阜新聞によるとこの酷暑で岐阜県内で30人が病院に搬送された。ここでも高齢者の割合が高く、赤ちゃんや運動中の高校生も含まれていた。

産経新聞によると16日も日本列島は強い太平洋高気圧に覆われて関東東海で記録的猛暑となった。気象庁ではこの暑さによる熱中症に注意するよう呼びかけた。

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