山口の女子高専生殺害事件で指名手配中の男子学生を遺体で発見

【2006年9月7日】

先月28日、山口県周南市の徳山工業高等専門学校の研究室で、5年生の中谷歩さん(20)が首を締め付けられ窒息死した事件で、指名手配中だった19歳の男子学生が7日、遺体で見つかった。発見当時既に死後数日が経過しており、山口県警は事件直後首をつって自殺したとみている。今後遺体を司法解剖し、死因などを詳しく調べる予定。

7日午前10時頃、捜索中の警察官が山陽自動車道下松サービスエリアの西約2キロ、学校から東約4.5キロの地点で男子学生のと思われるバイクを発見。その後捜索が続き、正午頃、数十メートル離れた山中で遺体が見つかった。

山口県警捜査本部によると、遺体は一部が腐敗が進んで白骨化していたが、指紋などから指名手配中の男子学生と確認された。また発見場所から数十m離れたところにバイクも発見され、ナンバーからも男子学生のものとわかった。

この事件から既に10日が経っており、殺害された中谷歩さんの両親は、「本当のこと、話してほしかった」と今の心情を語った。

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