少年らに拳銃を向けた巡査長が停職1ヶ月の処分

【2008年3月15日】 毎日新聞によると2月26日に北区の路上で騒いでいた少年3人を追い払おうとした警視庁滝野川署地域課の男性巡査長 (27) が拳銃を抜いた問題で同庁は14日、この巡査長を特別公務員暴行陵虐の疑いで書類送検するとともに、停職1ヶ月の懲戒処分にした。

読売新聞によると、巡査長は2月26日の午後8時35分ごろ、同区滝野川の路上で、注意をしても立ち去ろうとしなかった同区内の16 - 17歳の少年3人の内、1人の脇腹付近に拳銃を向けて、「移動しなければ殺すぞ」などと脅した疑い。更に銃刀法違反により、この処分となった。

産経新聞によると、これに対して同庁には全国から約600件の意見が寄せられ、その9割以上は巡査長の行為を支持し、処分の軽減を求める地元住民の嘆願書も出された。これに対して同庁人事1課は、「違法に拳銃を向けた事は重くみざるを得ない」と述べた。

時事通信によると、監督責任者の処分は同署の署長(警視・58)が警務部長注意、地域課長(警部・59)が所属長注意となった。

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