小笠原諸島・南硫黄島近海で噴煙 海底火山が噴火か
【2010年2月4日】
2月3日午前7時45分頃(UTC+9、以下同様)、小笠原諸島・南硫黄島近海の太平洋で、海面から噴煙が上がっているのを第三管区海上保安本部の巡視船が確認した[1][2][3]。
現場は、南硫黄島から北北東約5キロの場所にある[1][3]海底火山「福徳岡ノ場」付近[1][2][3]。海上保安庁および気象庁は海底噴火とみて、付近を航行する船舶に警戒を呼びかけている[2]。
第三管区海上保安本部によると、同日午後1時頃[1]には、巡視船に搭載されたヘリコプターからも噴煙が確認された[2]。午後2時30分頃には、噴煙の高さが100メートルに達したという[2][3]。周辺の海域は黄緑色に変色しており[1][3]、浮遊物も見られたという[2]。
気象庁によると、福徳岡ノ場は1904年以降に7回噴火活動が記録されており[3]、1904年、1914年、1986年[1]には新しい火山島が形成されたが、いずれも波などの浸食により消滅しているという[1][2][3]。
情報源
編集本ニュースは「朝日新聞」と「共同通信」、「読売新聞」の以下の報道を情報源としている。
外部リンク
編集- 『福徳岡ノ場から白煙を視認』 — 第三管区海上保安本部, 2010年2月3日 (PDFファイル)
- 『福徳岡ノ場の海底火山調査結果』 — 第三管区海上保安本部, 2010年2月4日 (PDFファイル)