小惑星「イトカワ」の探査ロボット、着陸失敗か

【2005年11月14日】

はやぶさ、NASAより

宇宙航空研究開発機構は12日、探査機「はやぶさ」から探査ロボット「ミネルバ」を切り離したが、ミネルバは目標の小惑星「イトカワ」に着陸できなかった模様だと発表した。

はやぶさは12日、イトカワへの降下試験と同時にミネルバの切り離しを行なった。はやぶさが所定の高度であるイトカワから約55mの位置に達したと思われた時に、地上管制センターから切り離し命令が送られ、命令は16分かけてはやぶさに到達した。はやぶさはイトカワに落ちないように定期的にジェット噴射しており、命令が届いたときには所定の高度より高いイトカワから約200mの位置にあった。そのため「ミネルバをイトカワ表面にとどめることはできなかった模様」だと宇宙航空研究開発機構はいう。

ミネルバは、車輪で移動するのではなく、内部の重りを回した反動で小惑星の表面を跳ねて移動する機能を持つ自律型ロボット。写真撮影と温度測定ができる。

宇宙航空研究開発機構の予定では、はやぶさは今月19日と25日にイトカワに着陸し、小惑星の表面の破片を採取するという世界初の試みを行なう。

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