富山の社会人サッカー2チームが統合、Jリーグ入り目指す

【2007年9月12日】 北陸中日新聞によると、富山県サッカー協会は9月10日、日本の社会人サッカーJFL日本フットボールリーグ所属の実業団チームで、いづれも富山県内に本拠地を置いているアローズ北陸YKK APサッカー部の2チームを統合した上で、Jリーグ参入を目指す新しいチームの発足を発表した。現在の2チームは2007年度のリーグ戦を最後に廃部とし、2008年度から新チームでの活動を始めるとしている。

富山新聞によると、富山県サッカー協会の福田孜会長は「県内の企業から出資を募って運営会社を作り、また県内外からチームスポンサーも募集する。ホームスタジアムは富山県総合運動公園競技場とし、市民公募で新チーム名を決める」などとしている。早ければ2008年1月までにJリーグの準加盟申請を行ったうえで、それが認められた場合、JFLで4位以内の成績を収めれば早くて2009年にもJ2リーグ(2部)に参加できる。

また北陸中日新聞によると、同日富山県協会の福田会長ら県内の経済団体の代表5人を発起人に「県民サッカークラブチームをつくる会」が設立された。更にJ's GOALによると、日本サッカー協会は9月11日、この両チームを統合した新チーム設立に関して、JFL評議員会、実行委員会でも承認され、2008年度からこの統合新チームで活動することが正式決定した。

しかし、北陸中日新聞によると、富山県総合運動公園にはJリーグ加盟の条件である個席がなく、2チームともユースチームがないなどJリーグ入りに様々な課題が残されている。

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