【2007年1月22日】 読売新聞、NNNによると前知事の官製談合による辞職に伴って行われた宮崎県の出直し知事選挙の投票が1月21日行われ、即日開票した結果、新人で元お笑いタレントそのまんま東氏(本名:東国原英夫=ひがしこくばる・ひでお=、49歳)が26万票以上を獲得。次点の川村秀三郎氏に7万票差をつけて初当選した。

そのまんま東 266,807票
かわむら秀三郎 195,124票
もちなが哲志 120,825票
津島忠勝 14,358票
武田信弘 3,574票

そのまんま氏は、今回の知事選挙に立候補するに当たり2006年11月に芸能界を引退していた。選挙では談合政治の根絶を訴えて、指名競争入札を廃止したり、談合に関わった職員に対する厳罰制度化等を選挙公約に掲げ、タレント時代の知名度の高さを生かした草の根運動を実施して無党派層の支持を集め、川村氏ら4人の候補を圧倒した。

中日新聞によると、落選した川村(かわむら)氏は特定の政党から推薦を受けない「県民党」の立場をとり、民主党社民党などの支持を受けたものの次点に終わった。また自民党公明党の推薦を受けた持永哲志氏も2党の支持者からの票を十分に獲得できなかった。

中国新聞によると、そのまんま氏は22日会見し「官製談合で失った信頼の回復に努めたい。宮崎県の真価が問われる」とし、知事報酬の20%削減や公用車の廃止など県政の経費節減に努める構想を明らかにした。なお知事としての公務は1月23日から始まるが、本名の東国原英夫で公務を行う方針を明らかにした。

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