宮崎で鶏が大量死、強毒性トリインフルエンザの疑い

【2007年1月12日】

読売新聞によれば、宮崎県清武町の養鶏場で、10日から11日にかけて、鶏約750羽が死んだ。農林水産省は、強毒性のトリインフルエンザの可能性があると見ている。

この養鶏場は肉用の鶏を飼育している養鶏場。10日から翌日にかけて、飼育しているおよそ1万2,000羽のうち、約750羽が死んだため、獣医師が11日に簡易検査を行ったところ、トリインフルエンザの陽性反応があった。茨城県の動物衛生研究所に検体を送って、より詳しい分析をする。

毎日新聞によると、町では11日午後から付近の道路を通行規制するなど、養鶏場の半径300m以内を立ち入り禁止とした。また、12日午前には、宮崎県宮崎家畜保健衛生所が鶏舎などを消毒した。

朝日新聞によると、農林水産省は各都道府県に対し、すべての養鶏場への立ち入り検査を指導した。また、今回トリインフルエンザの疑いが出ている養鶏場から10km以内の養鶏場17箇所に、鶏や卵の移動の自粛を要請した。

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